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久しぶりに海外旅行に行った。姉の留学先を訪ね、さらにそこから姉と一緒に我々が昔住んでいた国へ。

大分発展したと何となく聞いていたのだが、想像通り、やたらスタバができている。

アメリカの文化に侵略されたという感じだろうか?いや、しかしこの国の根本の精神は変わっていないのである。サービスの質を下げることで確保される家族の団欒、保護されるプライバシー。あわよくば見合う以上の金を取ろうというセコさ。それが上手くいった場合には満面の笑みと感謝の言葉を忘れないこと。

デパートのトイレに行った。こちらでは基本トイレは有料。トイレの運営費だ。ニッポンはタダで綺麗なトイレが使えるし、ファミレスごときでもタダで水出て来て飲み物頼まなくても何とも言われない。こっちはスーパーのレジで長蛇の列に並ばされても、いきなり日本から来たのにこの環境にいるだけで、しょうがねーなーとしか思わないぐらいのレジのお姉さんの風格がある。ニッポンのレジのお姉さんはみんなサイコだ。だから接客業に行き着くまでに時間がかかったし、今でも会話のテンポが合わない。ニッポンのバイトやってらんねー帰ったらすぐやめてやるやめないけど。

トイレ60セント必要だったのでしょうもなって思ってたら姉が2人でゲート通れるのではって言った。バレたらどうするって思ったけど私もそうするつもりだったしそうじゃないとしょうもなすぎるので、えーとか言いながらそうした。監視カメラなさそうだったのに、個室入ったら外から見張りのおじさんみたいな人の声がした。カメラ、あったのですか。コワイ。この瞬間の気持ちは以前にもどこかで感じたことある。別にお金ないわけじゃないけど、ああ、恥ずかしい。おじさんすぐ行ったけど、多分女子トイレだから。

いや、とはいえこのトイレ、金取るには汚いぞ?今思えばトイレに下痢した人の流しきれなかった緑色のう◯このカスみたいなのが浮いていたかあるいはそんな匂いがしたような気がして来た。セコイ。

姉は、すごいよね。いつも死ねとか消えろとか邪魔とかあれやれこれやれ嫌だお前のせいとか言っているので、妹という世の中の不条理を無言で受け入れている内にいつの間にかとても優秀な人になっていました。皮肉じゃないです。優秀、というのは絶対的な意味で、かつ私の主観的な意味で、です。